

私たちは、「見えないマイノリティも“ここにいたら安心”」と感じられる社会をつくるために、「すべての性(SOGI)に“ひとりじゃない安心”を」という言葉を胸に、2005年に活動を始めました。
日本で初めてLGBT(LGBTQ+)とSOGI(性的指向・性自認)の総合支援を行う常設団体として誕生した私たちは、支援する側・される側という構図を超え、誰もが当たり前に存在できる場所を――“ありのままの自分”でいられる社会を目指して歩んできました。
そして今、私たちは次のフェーズへと進んでいます。それが、未来教育プロジェクト 「Mirai架け橋Labo」 の始動です。
Mirai架け橋Laboは、教育現場と社会をつなぐ“希望の実験室”として、すべての児童生徒、そして教育に関わるすべての人が、自分らしさを尊重されながら学び合える環境を育んでいきます。
その中核にあるのが、EESa!教育です。EESa!教育は、ユネスコ教育やシュタイナー教育の理念をベースに、代表・中根吉美がこれまでの実践と魂の哲学から生み出した、「すべての存在をまるごと尊重する教育」の体系です。
それは、性の多様性(SOGIリテラシー)を超え、人としての尊厳・創造性・自己実現力を育む学び。AIと人間が共に進化する時代において、子どもたちが“生きる力”を取り戻すための新しい教育の形です。
Mirai架け橋Laboは、教育の枠を超え、一人ひとりが「安心と尊厳を基盤にした教育インフラ」を自ら率先して築くことを目指します。それは、学校・地域・企業・行政・個人が垣根を越えて手を取り合い、ウェルビーイングで、公平で、多様性に富んだ社会を共に創る挑戦です。
2005年から続くこの願いは、変わらず「互いに尊重し合い、誰もが“ひとりじゃない安心”を感じられる社会をつくる。」
私たちは、教育・相談・資格・地域連携という4つの柱を通して、その想いを次の世代へと橋渡ししていきます。
2025年10月
Mirai架け橋Labo(日本セクシュアルマイノリティ協会) 理事長
中根 吉美

二児の母。恋愛観が人と異なることで、過去には人として欠陥品なのかと悩んだ事がある(今でいう、アセクシュアルなどに近い。あえて明言は避けます。)妹が重度障がい者で、前例が無い症例とされた為、妹に合わせた引越し転校が多く、全国を転々とする。いじめや登校拒否も経験。自身の半生から10歳の時に「本当の意味で誰にでも住みやすい社会とはなにか。この経験を生かし大きな意味で人の役に立ちたい」と考え、衣食住のある生活ができているなら、幸せだと考えられるようになった。それから10年経ち、学生時代にレズビアンとトランスジェンダーから告白されたが、それより何年か後の親友のカミングアウトに心底驚いた。当時まだLGBTという言葉はインターネット上では見つけられず、まだ誰も総合的な活動をしていないなら、理念を持って人生をかけてセクマイの問題と向き合おうと思い、夫と親友と共に団体を設立。今に至る。

東京都文京区千駄木生まれ。「周りの人たちと自分は違う…自分は『規格外』なのでは…」と悩んでも、単にそのように見えているだけだったりします。本当は、みんな個性があって、一人ひとり違いがあります。「あるがままの自分で、仲間と交流し、気持ちが楽になった。」そういうお手伝いができればうれしいです。29歳で政治学の博士号を取得し、大学講師を歴任。2003年3月に行政書士登録。2004年からパートナーと生活している。AbemaTVに出演し、LGBT法案に関しコメント。映画アスリートのパンフレットに寄稿した。

静岡県出身。学生の時に同性の友人から告白をされる。その後、仲の良かった友人からのカミングアウトを違和感なく受け入れたことで、本人を含めた周りから疑問の声が上がった。その反応が意外で、社会に対して、「受け入れることを疑問に思わないでほしい。正しい知識をしっかりと知って欲しい。」と思い活動するようになる。趣味はドライブ。

静岡県出身。幼少の頃から自分の性別に違和感を感じていました。しかし、私のあり方は白でも黒でもなく、グレーでした。自分以外の人間になれる芝居の世界、男女の隔たりのないデザインの世界に足を踏み入れてきました。現実逃避で数年にわたり摂食障害を煩ったこともありました。今・・・グレーでいい。ありのままでいい。日本セクシュアルマイノリティ協会と出会い、ようやく自分を認めることができました。そして私自身、沢山のメンバーまた社会の変化をひしひしと感じています。ひとりひとりが“ありのまま”でいられる、そうした小さな変化から、大きく社会が変わると思っています。多くの人が住み良い社会にする為に、今後も意欲的に活動していきます。

2人の子どもを育てるシングルマザーです。私は幼少期にアメリカで住んでいた事から、それぞれ多様な生き方がある事を感じていました。日本に戻り『こうあるのが普通』という生活に窮屈さを感じたものです。結婚したからこうあるべき、母親だからこうするべき等という事も、母親の姿から疑問がありました。パートナーとは考え方の違いから離婚して今に至りますが、自分とは違う考え方を受け入れようとした時のしんどさは身に染みています。皆それぞれが『自分らしく』自信を持って生きる事ができれば、幸せな社会になるのではと思い、活動に参加しています。どうぞよろしくお願いします。

エルからゲイであることのカミングアウトを受けて、人生でどんな壁があるのかを一緒に調べ、将来を考えました。私自身が当たり前に受けられるサービスや制度をエルは受けられないのなら、みんなが安心できる幸せな未来を目指したいと思い、手探りで活動してきました。これからもできることをひとつずつ実行していきたいと思います。

基本的にカミングアウトはしていません。みんなが安心して生活できる場所をつくりたい。こんな思いで活動をしています。
学生時代、セクシュアリティで悩んでいた時、一人で生きること、結婚できないことがとっても不安でした。でもその時僕には支えてくれる友人がいました。
今では、協会を通じてたくさんの人と知り合い不安はなくなりました。みんなで協力しながら活動することのすごさを実感しています!


