自分らしくいきる

私が自分のセクシュアリティに気付いたのは、小学校高学年の頃でした。

性自認は男性、恋愛対象も男性、「自分は、周りとは違う。どうしよう。」と不安な気持ちになったことを鮮明に覚えています。

22歳の秋、私は両親と兄にカミングアウトをしたのです。

結果は、全く理解が得られず、家をとびだしました。しかし、最終的に私は、家族との関係をもう一度修復するという選択をしました。

友人たちは、「悪いことをしてるわけではないから、自分自身が折れる必要はない。このまま自分の道を突っ走る方がいい。」と励ましてくれましたが、これまでの歩みを振り返った時に、部活のために早朝から毎日お弁当を作ってくれた母、トレーニングに付き合ってくれた父、試合でカメラを片手にたくさん写真を撮ってくれた兄、今まで支えてくれた愛情深い姿が目に浮かび、その選択はできませんでした。

あれから18年、父は病気で他界し、母と兄とは、すぐに会える距離で暮らしています。ゲイとしての生活と家族との関係のバランスを保ちながら、正直しんどい、不便と思うことも多いですが、自分が決めたことだと納得をして毎日を過ごしています。
パートナーとのデートを楽しんだ後は、母と兄との会話を楽しむ、自分は、みんなを騙しているような気持ちになることもありますが、周りの大切な人が笑顔になってくれているのを見ると、自分自身も幸せな気持ちになれるので、これが自分の生き方なのかなあと思っています。

私がみなさんに伝えたいことは、カミングアウトするにしても、しないにしても、それがどのような結果になろうとも、自分が納得できるようにすることが大切であるということです。

人生は一度きり、「自分らしく生きる」=「自分が納得する生き方をする」ではないでしょうか。人生は「自分がしたことは残る」「やってないことは残らない」というのが私の人生の糧としている言葉です。生きているとたくさんの悩みや壁と遭遇しますが、行動していくことで人生は豊かになっていきます。時には後退することもありますが、前向きな気持ちを忘れず、これからも自分が納得する生き方をしていきたい、それが自分らしい生き方だと信じて歩んでいきたいと考えています。

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最後になりますが,私がEEsa!に入会したのも,自分の経験を少しでも人に伝えることで、たくさんの人とつながり、自分も貴重な経験ができると考えたからです。その一歩としてこのブログを書きました。ブログを読んでくれた人ともつながれたことに感謝します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「あなたも、わたしも、ありのままでEESa!」

トシ

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