キリスト教と性の多様性

高校生のりさです!心の性も好きになる性も探索中です! 

今回は、セクシュアリティ以外の私のアイデンティティについて書かせていただきます。 
皆さんは信仰心を持っていますか? 

私は、中学校に入って初めて宗教に触れました。自分が入った学校がキリスト教系の学校だと知らなかったため、入学当時は未知な世界への警戒心がとても大きかったです。 
しかし、今では、「キリスト教を信仰しています」と断言できるほどではありませんが、キリスト教は大切な存在となりつつあります。 
警戒心のみを抱いていた私を変える最初のきっかけは、聖書の先生が入学当時におっしゃった言葉でした。「神様を信じるか信じないかは一人一人の自由だ。でも、隣では誰かのために祈っている人がいるかもしれない。だから、神様を信じていなくても、神様なんていないとは口に出して、その人の祈りを否定しないでほしい。」 
当時、先生がおっしゃったことを理解できていたわけではありませんが、なんとなく私に衝撃を与えた言葉でした。 
しかし、EESa!に参加させていただくようになり、多様性を守るためにこの考え方は重要なのかもしれないと考えるようになりました。 世の中には様々な信仰、性別、肌の色を持った人々がいます。そんな「違う」人たちが一緒に生きていくためには、自分の軸は大切にしながらも相手のことを思いやる必要性があるのです。そのうえで、聖書の先生がおっしゃった言葉は的をついています。 

LGBTQ+(セクマイ)に対する理解を広める活動をする中でも、隣の人のセクシュアリティに想いを寄せる優しさが広がるようにがんばりたいと思います。


また、私は聖書の根幹にある考え方が好きです。ここで私の好きな聖書箇所を二つ紹介します。 「隣人を自分のように愛しなさい」この聖書箇所の根幹にあるのは「自己愛」です。「自分のように」というこのフレーズが私はものすごく好きで、誰よりもまず「自分を愛すべきだ」というその発想に思わず納得してしまいます。LGBTQ+に関しても、一人一人が自分のセクシュアリティと向き合い、理解し愛したうえで、お互いのセクシュアリティの違いを認め合える社会になるといいなと思います。 

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」
この聖書箇所を初めて聞いたときはとても大きな反発を覚えました。苦しくてしんどくて真っ暗な闇の中から出られないような気分になることは誰にでもあると思います。それなのに、その苦しみを否定するなんてあんまりだと思ったからです。しかし、今ではこの聖書箇所は私にとってとても大切なものです。「どれだけ苦しいことがあってもその出来事には意味がある。それを乗り越えることで私はより人の痛みを理解した優しく強い人間になれる。」そう思えるようになりました。この先だってきっと乗り越えられないと感じるような苦難や試練にぶち当たるのだと思います。そんな時こそこの聖書箇所を大切にできる人でありたいです。 

何千年もの間、数えきれない人に読まれて愛されてきた聖書は、今までたくさんの人を変えてきた力を持っています。そんな歴史に想いを馳せると少しワクワクしませんか?

最後に私が好きなもう一つの聖書箇所を書かせていただきます。 「だから、明日のことを思いわずらうな。明日のことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」 

このブログを読んでくださっている方には、自分のセクシュアリティに悩む方や、LGBTQ+との向き合い方に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方々が、私が紹介した聖書箇所を読んで少し元気が出たと感じてくださっていれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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