こんにちは、弁護士のはんなこと白木麗弥です。すっかりタイづいてる今日この頃です。
今日は「立ち止まって」というタイトルで、なんだ?と思われる方もおられるかもしれません。
今日は詐欺のお話。オレオレ詐欺やら母さん助けて詐欺やら名前は色々ですが、高齢者への詐欺事件って跡を絶たないなあと思うでしょ?なんで減らないかっていうと、やっぱり相手がテクニックを向上させているんですねえ。相手はターゲットの心理状態を研究しているわけなんです。
相手が心理状態を研究しているのは何も高齢者がターゲットの場合に限りません。セクシャルマイノリティをターゲットにした詐欺事件というのもご相談を耳にすることがあります。
知り合って間もない相手から急なニュース。お金が少しあったら解決できるんだけどな、と相手はほのめかします。こういう人は「それくらいなら貸すよ」って言ってくれそうな人かどうかを事前にある程度判断しています。
実際本当にそういうことがあったら、その時のお金がその人の生活を救えるのかもしれない。でも、そういう話の全てが本当とは限らず、本当でない場合、貸した途端に行方知れずになってしまうケースもあるわけなんです。
また、ネットワークビジネスなどの場合、自分自身も被害者であることに気づかないまま他人を巻き込んでしまうこともあります。みんなに良かれと思ってしたことが結果的に信頼関係を壊してしまうことも…
警察に対してそんなことを言ったら背景について尋ねられるかもしれない…などの思いで被害に遭っても泣き寝入りされてしまう方もおられる、そして、そんな気持ちをまた利用され、新しい被害者が出てきてしまう。。。。。
そうなんです。実は警察に届け出ないことで同じ手口で新たな被害が起きることもありうるのです。
でも警察に一人で行くのは心細いな…、その気持ちもよくわかります。
弁護士は被害者の支援もしています。一緒に警察に行ってお話をするサポートをしたり、あなたのプライバシーが守られるような配慮を求めることもできます。ぜひ、抱え込まないで相談してくださいね。
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