性自認の根拠　その2

こんにちは！ノンバイナリー、Xジェンダー無性／パンロマンティック／デミセクシュアル／戸籍上既婚女性のジョセフです。

今回のブログは、前回のブログの続編です。

前回、自分の性自認について、
恋愛／性的指向から逆算しているのではないか？
という観点で掘り下げていきましたが、
それを裏付けるような言葉に出会いました。

恋愛漫画などにもよく出てくるのですが、
「○○さんのことは女として見られないんだ」
という表現です。

では、このセリフを言った人物は、
○○さんに「女湯に入っちゃダメ」
「男子トイレに行って」などと言うでしょうか？

おそらく、現実世界では、ほとんどの場合言わないと思います。

なぜならば、この場合の「女として」は、
「恋愛対象として」という意味で使われているからです。

上記のセリフは、告白を断ったり、別れを告げる場面など、
相手を恋愛対象ではないと表現するために使われるのですが、
「性別の認識」イコール「恋愛対象としての認識」という前提が生じるわけです。

婚活のために女性らしい外見を努力して作った時に、「女らしくなって素敵だね」と言われても、
「努力を認められたことは嬉しいけれど、恋人欲しいという欲求や、結婚願望はないし、
女性らしい格好もさほど好きなわけではないから、あまり嬉しくないな…」と思っていました。

婚活という生存戦略においては、努力が実って良かったのですが、
仕事など、恋愛以外の場でも「女らしく／男らしくある」ことが有利に働き、
そうでないことが不利に働いてしまう、この日本の社会には違和感しかありません。

「恋愛対象としてそれほど見られたいと思わない」
「女らしい／男らしい格好をしたいとも思わない」
イコール
「女／男として見られたいと思わない」
ということはXジェンダー、ノンバイナリーなのではないか

と自認したのです。

ではもしも、私がはっきりと、
「彼氏が欲しい」もしくは
「彼女が欲しい」
という性的指向だったら、
「自認は女性」もしくは
「自認は男性」となったのだろうか？？？

何度も考えてみましたが、出る結論は
「そうかもしれないけど、そうではないから分からない」です。
性自認も、性的指向も、
もし〜〜だったら…と、タラレバで考えてもはっきりとは分かりません。

一つ、言えるのは…
今まで私とお付き合いした恋人、パートナーは、
全員「女性が好き」な人でした。

どんなに私が「自認はノンバイナリー」と主張しても
「他認は女性」で、女性として扱われることからは逃れられないのだなと半ば諦めています。

しかしながら、今の坊主頭で
「女性が好き」という人から恋愛対象として見られるだろうか？？？と考えると…

「女として見られない」と言われる可能性が高そうです。
それは確かに、自認に合っていると言えるのですが、
モテない人と思われるのはなんだか悔しい。
なぜなら、恋愛対象として扱われることに社会的な価値基準が存在しているから。

私の性自認は、どこから来ているのだろう？？
まだまだ、模索は続きそうです。

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