こんにちは。ライフコンサルタントの中村です。
最近ニュースで「ガリガリ君が10円値上げされる」と目にしました。皆さんはご存じでしたか?
金利とか物価とかよく耳にするけど自分の生活にどう関わるのかイマイチしっくりこない人も多いと思い、今日は簡単に「物価」について取り上げてみたいと思います。
物価は「物の価格」ですからガリガリ君でいうところの「60円」です。これが値上げで70円になるそうです。
なぜか?
ガリガリ君に刺さっている“木の棒”の価格が上がってるのだそうです。
なぜか?
地球の木が少なくなってきたから一本一本の木が高くなっているのでしょうか?棒を作っている会社が儲からなくなってきたから値上げを要求しているのでしょうか?
正解はわからなくても物価の裏側を考えてみると色んなことに気づけます。
木の価格や棒の価格は急に上がった訳ではないと思うんです。
すると
ガリガリ君(を作る会社)は本当は早めに64円とか68円に値上げしたかったと思うんですが、中途半端に上げるのはお客さんやお店の人が手間なので、ギリギリまで60円のまま頑張ってきたんだと思います。でもとうとう耐えきれなくなって70円に値上げしたんだと思います。
じつは「同じ物がずっと同じ価格で売られている」というのはすごいことです。
ガリガリ君を作っている会社で働いてる人はずっとお給料が上がらないの?ということです。
実際には機械化での経費削減とか人の入れ替わりもあるわけですが、何年も勤めていて1円もお給料が上がらなければ不満につながりますよね。もちろんずっと同じ仕事をしていたらお給料が変わらないのは当たり前とも取れますが。
誰でも「もっといい暮らしがしたい」と思うもので、もっとお金を稼ごうと思う人はより価値のある仕事をしようと励み、高くても良いものが買われます。一方で売れない物の価格は下がってやがては売られなくなり、そこで働いている人のお給料が下がって…
こうして格差社会というのが生まれているのですね。
ではどう回避するか?
来週はそれを考えていきたいと思います。
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