…ということで、いかに相手に気持ちよくお話をしていただくことができるか?そのエッセンスを共有したいと思います。
はい、先週に引き続き今週も月曜日はライフコンサルタントの中村がお届けいたします。
まず私が相手の方に気持ちよくお話していただくために気をつけているのが「必要性」と「許容性」です。
「話す必要があること」「話さざるを得ないこと」は誰でも話すと思うのです。それでも「今は話したくない」「この人には話したくない」という気持ちがあれば話しにくいと思います。逆に「話しちゃってもいいか」「話してみようかな」「今この人に話したい」と思っていればいるほど、必要がなくても話しやすいと思うのです。
脱線しますが、家族の会話や友人の会話なんて、ほとんどは「必要性」はない話ばかりじゃないでしょうか?ただ話したいから話す、というのでもちろんよいと思います。一方で職場や授業中、勉強会などでは必要性のある話しかしないと思います。
つまり、その場がどういう場なのか、相手と私の関係がどんな関係なのかによって、会話のしやすさは大きく変わるということです。
具体的な話をしますと、私は仕事柄、人々の家族構成や健康状態や生活環境についてお話を伺います。私にとっては仕事かもしれないし、仕事の上で必要な情報かもしれません。しかし相手の方にとっては仕事の時間ではないし話す必要性を感じていないこともあります。
そこで、「◯◯さんのことだけでなく、◯◯さんのご両親やご兄弟がどちらでどんな暮らしをしているかもお伺いできていると、誰かに何かが起きた際に◯◯さんの暮らしにどんな影響が起きるかを把握しておくことができるので、差し支えない範囲で伺うようにしているんです」とお伝えすると、お客さまの中にも必要性(許容性)が生まれてお話しいただけることがあります。
許容性を生むために心がけていることは、とにかく真摯に振る舞うことに加えて、必要に応じて自分の話をすることです。自分のことばかり話されるのも嫌だと思いますが、一方で相手のこともよく知らないのに自分の話ばかりさせられるのも嫌だと思います。そこで、お客さまが話しにくそうにしている時には、質問を替えたり例え話をすることもありますが、ときには私自身の話をして中村隆敬という人間のことを知っていただくようにしています。あとは、他のお客さまの事例を話して「自分だけじゃないんだ」と感じていただくようにしています。
今週は「必要性」と「許容性」のお話でした。
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