こんにちは。50代ゲイのノブです。
6月に産業カウンセラー協会神奈川支部でLGBTに関する研修講座を担当させていただきました。私は産業カウンセラーの資格で活動をしており、自分が学んだ協会で講座を持ち、同じカウンセラーの方々にLGBTに関する情報をお伝えすることが目標のひとつでした。ですので、その目標が実現したことになります。
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産業カウンセラーの養成講座では、「来談者中心療法」という傾聴を中心としたカウンセリングを学びました。傾聴の目的のひとつは「相手を理解すること」ですが、それにはいろいろなレベルがあります。相手の話を聞いた時に「あー、わかる!」という同調や「それってこういうことでしょ!」という主観を物差しにした理解、また、客観的な情報を得る情報理解などがあります。どれも普段のコミュニケーションには欠かせないものですが、傾聴で大切なのは「共感的理解」です。
共感的理解とは、自分にとっては当たり前の枠組みや価値観(主観)を外して、相手に寄り添い理解しようとする態度です。つまり、一人ひとり考え方や価値観が違うことを認め、そのことを尊重することです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これはEESa!が目指す、多様性を認め理解し合うこと、さらには社会の枠組みを取り払うことに通じるものです。
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「一人ひとり違う」このことを私たちは忘れがちです。
かくいう私も結構忘れていて、自分の価値観を押し付けていることがあります。ですから、自分勝手な言動になっていないかなど、今自分がどのような状態にあるのか気づくことも大切です。難しいことではありますが、繰り返していくうちに身につけることができます。
私は、「一人ひとり違う」ということを理解するだけでも、社会は大きく変わると考えています。そのことを、LGBTに関する講座を通じて伝えていきたいです。
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日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動
- ボランティアに参加する
ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber
- イベントに参加したい学生の方々
LGBTについて知りたい学生の方のアンケートなどに協会ボランティアメンバーが自身の想いを伝える交流会です。
参加希望の方はこちらからご連絡ください。
https://npojlga.or.jp/form/contact.html