男性も女性も好きになる私です!

こんにちは。アクティブメンバーのタカハシです。性自認は、前回お話をしたとおり、
(https://npojlga.or.jp/volunteer/archives/4472)
「女性(?)」です。今回は、私の性的指向についてお話します。

性的指向を説明すると、異性である男性を対象とすることが多い、同性である女性が対象となることもある、男女どちらにも属さない性別については、対象に含まれるのかまだよく分かっていない、となります。

私が自分の性的指向について考えるようになったのは、大学生のときです。興味があって、ジェンダー関連の講義を半年間受けたのですが、その中で初めて「バイセクシュアル」という言葉を聞きました。
バイセクシュアルという性的指向が存在することを初めて知り、目から鱗、のような衝撃的な経験でした。

その時までは、私は「彼氏・彼女の両方ほしいな」と思っていました。それは、私が変わり者だからだと思っていたのですが、そういう話ではなく、「私はバイセクシュアルなのか!」とその時発見したのです。

発見、と言いましたが、同時に疑問も湧きました。それまで好きになった人は男性が何人かいるだけで、女性で好きになった人はいませんでした。

ですから、「バイセクシュアルなんだけどヘテロセクシュアルに近いバイセクシュアル」なのかな、という認識でした。(ヘテロセクシュアル:異性愛という言葉も講義の中で初めて知った言葉です)

性的指向に関しては、その頃と今では、何も変わっていません。

基本的には、男性に興味があります。

女性に興味があるのも相変わらずです。好きな女性もできました。後から思い返してみて、「あの人好きだったな…」という女性が何人かいたり、現在好きな女性がいたり。

こんな私ですが、自身の性的指向を表すときに「バイセクシュアル」と言うかどうか、悩みました。その理由のひとつは、好きになる性別は圧倒的に男性が多いからです。
もうひとつの理由には、協会に入会して学んだ、と言うか再認識したことで、「性別は男性・女性の2種類ではない」ということがあります。自分の性的指向を「バイセクシュアル」と言い表した場合、男性・女性、どちらにも属さない性別の人は対象となるか否か表現されず、こぼれ落ちてしまうよな…と感じました。
(自分のことを表現するときの問題ですので、「バイセクシュアル」と自認している方々を否定するものではありません)

自身がセクシュアル・マイノリティの当事者なのかどうかと聞かれると、グレーゾーンにいるな、と感じます。そのため、セクシュアリティについて話すときには、言葉に悩みました。

ですが、あるとき気がついたのです。
無理にカテゴライズするのはやめよう。
と。

ひと言で言い表したところで、相手に伝わるとは限らないですし、逆に自分の認識とは違う形で受け取られる可能性もあります。
でしたら、最初から説明しよう、と思いました。簡潔に言い表せないことは、とても不便です。ですが、しっくりくる言葉がないなら、説明した方が誤解されずに済みますし、正直でいいのではないかと、今では考えています。

JLGA
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