こんにちは、ライフコンサルタントの中村です。
先週は中途半端な形で失礼してしまいました!
ではさっそく「老齢厚生年金」について。
繰り返しになりますが、厚生年金をいくらもらえるかは「厚生年金にどれだけ長い間加入していたか」と「その間にどれだけ厚生年金保険料を納めていたか」の2つによって決まります。
私のような30代前半の人が新卒から定年まで40年間サラリーマンをしたとして、その間の平均月額報酬が30万円だとすると、だいたい年間で102万円くらい受け取れます。
先週までに書いてきた「老齢基礎年金」と合わせたら年間約180万円、つまり月々にして15万円ほどになるでしょうか。
あなたは毎月15万円で生活できますか?
ということが問われているのです。
同様に30代前半の人が40年加入したとして、
月額報酬が20万円なら年金は68万円
月額報酬が40万円なら年金は136万円
と計算されます。
勘の良い方はお気づきでしょうか。きちんと給与に対して比例関係にあるのです。平等といえば平等ですね。
そして、ちょうど月額報酬の3.4倍をした位の金額になりますね。
ちなみに、上で書いている「月額報酬」という言葉について触れておきますと、これはいわゆる給与や職能手当などは含みますが通勤手当や家賃補助などの非課税の手当を含みません。なので、単純に給与明細の額面合計(総支払額)だけで考えては間違う可能性があります。
そして重要なのは“もし今の制度を前提として計算したら”という仮定の上の計算だということです。現在年金を受け取っている方も、毎年の年金がじわりじわりと減らされています。
これはみんなの給与がなかなか上がらない一方で長生きして年金を受け取るお年寄りはどんどん増えていくからです。
平均年収が600万円を切る時代に生きている私達が、少子高齢化の影響を受けて年金受給額を今よりも減らされ、物価や消費税も段々と上がっていきます。
さらには日々の生活費だけではなくて、家具の買い替えやリフォーム、自分の医療費や介護費用、家族のお祝い金なども考えておかなくてはいけないかもしれません。
一人の老齢年金だけで老後の生活を支えるのは難しいというより無理な話になりつつあります。
そこで、パートナーや子どもが一緒にいること、持ち家があること、お金を貯めておくこと、生活水準を下げる準備をしておくことなどが大切になってきます。
すべてやる必要はありません。
あなたがあなたらしく過ごし続けるための準備が大切なのです。
これが『ライフプラン』です。
では、来週は障害厚生年金について書きますね!
個別相談のご希望はいつでもお気軽にメールをお送りください(^_^)
takanori.n@jlga.or.jp
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