住宅購入について その５

こんにちは。ライフコンサルタントの中村です。

ここからは住宅ローンについて書いていきます。

まずは住宅ローンって何なのか？というところから。

原則的に物を買うときはその場でお金を支払いますよね。電子マネーもお金と同じです。違う場合としては、カードでお買い物をすると、その時点ではお金を支払わずに物を買うことができます。これは簡単に言えば借金をしているということです。

普通、借金をすると利息が付きます。お金を貸す側からすればその場で現金が手に入ったほうが嬉しいのですが、それを待つ訳ですから利息を請求する権利があるし、借りる側もそれを承諾してお金を借りる訳です。

カードでお買い物をする際、一括払いだと利息は付きませんが、分割払いやリボ払いにすると利息が付きます。一括払いで利息が付かないのは良く言えばカード会社のサービスです。
貸す側からすると短期間にお金が入ってくるから利息を取ってもそれほど儲からないのですが、それをタダにする替わりにカードでお買い物をしてもらえれば皆さんついつい買いすぎてしまって結果的にはカードの利用額が増えてくれるのです。カードの利用額が増えても利息が付かない以上、カード会社は儲からなさそうですが、大体カード会社はお店のカード売上に対して○%の手数料を受け取りますから、そこで儲かるのです。

少し話がそれましたが、要するに物を一括で買えれば借りる必要などない訳で、貸す側にも利益が生まれないと貸してもらえませんから注意しましょう、と。
ポイントが付くとかキャッシュバックとか、甘い誘いに軽く乗らないほうがかえって支出は抑えられます。

そして利息というのは単純に「代金を一括で払えないから支払いを待ってもらう代わりに支払う手数料」です。
例えば車を買うときに車の金額は200万円だけどローンを組んだら月々４万円×12ヵ月＝48万円の５年払いで合計240万円、この差額40万円が利息です。これを５回繰り返すと車が１台買えてしまいます。

ただ、車はともかく家を一括で買える人はほとんどいない上、先週まで見てきたとおり、ずっと賃貸で暮らすよりローンを組んで買った方が得な場合があります。
そういう訳で、住宅に関してはローンを組むのが当たり前のような流れになっているのです。

ただ、借金は借金ですから。

賢く借りて賢く返すためにはどうするか？それを翌週以降に書いていきたいと思います。