老後に備えるということ

老後って言われても、ピンときませんよね。

自分の親を見ても、お爺ちゃんお婆ちゃんを見ても、自分の将来を重ねることはなかなか簡単ではありません。そもそも、生きてきた時代が違いますから。
自分の老後は「将来の自分の姿」であって「現在の他人の姿」に重ねてもあまり意味はないのです。

「老後に備える」時に必要なことは「将来の自分がどこでどんな暮らしをしているか」をイメージすることです。

そんなのわかるわけないじゃん

と言ってしまうのは簡単ですが、考えることも実は簡単です。結局、60歳や70歳から劇的に人生が変わるなんてことは99%あり得なくて、自分の老後は「今までの自分」と「これからの自分」の延長線にしかないからです。

あなたは今まで
どんな食事をしてきましたか
どんな人付き合いをしてきましたか
どんなお金の使い方をしてきましたか

その延長線にあるのが老後です。

身体に悪い生活をしてきた人は身体を壊しますし、人付き合いをないがしろにしてきた人は人間関係を壊します。お金を大切に使わなかった人は財産を失います。

今のお年寄りに若いうちにやっておけばよかったことを聞くと
「健康に気をつけておけばよかった」
「趣味や資格を持っておけばよかった」
「もっと貯金しておけばよかった」
がとても多く挙がります。

老後は人生の集大成みたいなもので、今を大切にしている人は幸せな老後を迎えるでしょうし、老後に向けてきちんと準備できた方は安心な老後を過ごせると思います。

なんとなく今を過ごしてる方にはなんとなく老後がやってきます。
(大変なことになります)

私は『丸投げしない老後の暮らし方』(全国マイケアプランネットワークさん)というワークショップに何度も参加していますが、いつも話し合われるのはその人自身が今まで何を大切にどんな暮らしをしてきたかということばかりです。

今を大切にしましょう。

暮らしを見つめ直してみませんか。

ということなのです。ただ、人間の視野は狭いものです。自分(たち)だけで考えてもすぐに元の場所に戻ってきてしまいます。

何から考えたらいいのかわからない…まずはそこから一緒に考えてみませんか?

ご相談・ご質問・ご感想いつでもお待ちしております(^_^)
takanori.n@jlga.or.jp

次回の水-1イベントはトランスジェンダーの方に限定した座談会です。

4月6日(水)19:00~21:00
@東京サンケイビル30階
「自分の過去と今から将来を考える」
http://jlga.or.jp/event_home.html#info05
みんなで一緒にお話しましょう☆

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