こんにちは!
ノンバイナリー/社会的女性のジョセフによる、
性自認シリーズ、第三弾のブログです。
昨年4月のブログから、3回連続で
自分の中での性自認の根拠を探ってみました。
ここまでの結論をざっくり簡単にまとめると、
どんなに私が「自認はノンバイナリー」と主張しても、
社会から女性として扱われていることからは逃れられない。
そして、性自認と、他者から見られる性別は
一致しないが、一致していないことを自分の中で受け入れられるかどうか
となります。
今回は、アンケートなどの性別欄や、トイレ・更衣室利用の視点で、この結論を詳しく解説したいと思います。
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2024/02/S__52453381.jpg)
今までは、アンケートや履歴書などにある、
男女しかない性別欄や選択肢を見ると、
自認と異なる回答をせねばならず、
いちいち望まない分類を突きつけられているようで嫌だ、という感想を持っていました。
それが嫌だと感じるのは、
この性別欄で、性自認を答えたいと考えているからだと気付きました。
ならば、捉え方を変えてみよう!
と思ったのです。
(言い切るような言い方をしますが、あくまで個人の意見です。あしからず。)
男女しかない性別欄で問われているのは、
「あなたの性自認は何ですか?」
ではなく、
「あなたが他人から思われている性別は何ですか?」
という質問なのです。
繰り返します。
性別欄で聞かれているのは、自己認識ではありません。
他人からどう見られているか、他者認識を聞かれているのです。
自分がどう見られたいか、という希望や、自己認識は全く無視されているわけです。
物を買ったり、食事に行ったり、
性別の回答は要らないよね?と思うような場面でも、
「あなたは他者からどう見られている人ですか?」
と問われ続けているわけです。
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2024/02/S__52453383.jpg)
常に他者認識を聞かれて答え続けなければならないというのは、かなりエネルギーを消耗します。
社会生活を営む限り、それをゼロにすることはできないのですが…
トイレも個室を利用する場合には、同様に捉えています。
また、更衣室や銭湯においては、
「身体特徴はどちらに近いですか?」
と問われていると思っています。
性別欄や、銭湯の表示がこのようになったら、
皆さんはどう感じられるでしょうか。
私はこのように脳内変換して、社会を見ています。
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2024/02/652c6fa87f8bc20fb82e57910c358ff8-1024x588.jpg)
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2024/02/S__52453385-1024x426.jpg)
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2019/02/B_w8xkuB_400x400.jpg)
![](https://npojlga.or.jp/volunteer/wp-content/uploads/2021/05/14041082309909.jpg)
日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動
- ボランティアに参加する
ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber
- イベントに参加したい学生の方々
LGBTQ当事者へのインタビュー会を開催しています。授業での取り組みや研究の一環としてインタビューしたい方、ぜひこちらのイベントにご参加ください。
当事者インタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_interview.html
- 設立メンバーインタビュー会
当協会がこれまでに行ってきたLGBTQ+への取り組みや協会の歩みなどについて、設立メンバーにインタビューできるイベントを2か月に1回開催しております。
協会設立メンバー(現代表)へのインタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_condinterview.html