こんにちは!
ノンバイナリー/社会的女性のジョセフによる、
性自認シリーズ、第三弾のブログです。
昨年4月のブログから、3回連続で
自分の中での性自認の根拠を探ってみました。
ここまでの結論をざっくり簡単にまとめると、
どんなに私が「自認はノンバイナリー」と主張しても、
社会から女性として扱われていることからは逃れられない。
そして、性自認と、他者から見られる性別は
一致しないが、一致していないことを自分の中で受け入れられるかどうか
となります。
今回は、アンケートなどの性別欄や、トイレ・更衣室利用の視点で、この結論を詳しく解説したいと思います。
今までは、アンケートや履歴書などにある、
男女しかない性別欄や選択肢を見ると、
自認と異なる回答をせねばならず、
いちいち望まない分類を突きつけられているようで嫌だ、という感想を持っていました。
それが嫌だと感じるのは、
この性別欄で、性自認を答えたいと考えているからだと気付きました。
ならば、捉え方を変えてみよう!
と思ったのです。
(言い切るような言い方をしますが、あくまで個人の意見です。あしからず。)
男女しかない性別欄で問われているのは、
「あなたの性自認は何ですか?」
ではなく、
「あなたが他人から思われている性別は何ですか?」
という質問なのです。
繰り返します。
性別欄で聞かれているのは、自己認識ではありません。
他人からどう見られているか、他者認識を聞かれているのです。
自分がどう見られたいか、という希望や、自己認識は全く無視されているわけです。
物を買ったり、食事に行ったり、
性別の回答は要らないよね?と思うような場面でも、
「あなたは他者からどう見られている人ですか?」
と問われ続けているわけです。
常に他者認識を聞かれて答え続けなければならないというのは、かなりエネルギーを消耗します。
社会生活を営む限り、それをゼロにすることはできないのですが…
トイレも個室を利用する場合には、同様に捉えています。
また、更衣室や銭湯においては、
「身体特徴はどちらに近いですか?」
と問われていると思っています。
性別欄や、銭湯の表示がこのようになったら、
皆さんはどう感じられるでしょうか。
私はこのように脳内変換して、社会を見ています。
日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動
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