あなたのゲイのイメージは?(まさをの場合)

そろそろ40代へstep upいたします、サラリーマンでゲイのまさをです。
もし「ゲイである自分をどう思いますか?」と聞かれれば、肯定的に捉えている、と答えます。
自己分析しますと、好奇心旺盛で自己肯定感高め、とりあえずやってみるタイプの人間だと思っています。ゲイでも様々なタイプの人間がいると思いますので、こんなタイプの人間ではどう思うのか?という心持ちで読み進めていただければと思います。

39年間の人生の中で、ゲイであることで困ったこと、良かったこと、どちらもあるので挙げていこうと思います。

●ゲイで困ったこと
それは、思春期に噓をつかなければならない環境に置かれたことです。
ゲイは良くも悪くも、見た目では殆どの場合その人がゲイだとは分かりません。言われなければ分かりません。それが、ゲイを困らせる原因の1つでもあります。
例えば、最も心の距離が近づける方法の一つである『恋バナ』を極力避けてきました。ゲイあるあるですが「どんな女性が好きなの?」と聞かれれば、好きな男性を女性に置き換えて、つきたくない噓をつきながら相手の話に合わせる。その小さな噓の積み重ねが、心の負担になっていきました。

●ゲイで良かったこと
それは、3つあります。
1つ目は、ゲイであることによって人格形成にも好影響を与えたと思っています。
それは、相手を否定しないこと。自分がゲイであることで『普通』の概念は、自分次第で決められると思えるようになりました。予想だにしないことはありえる。その考え方が、視野を広げてくれたように思います。

2つ目は、マイノリティだからこそ、年齢、性別、職業、立場、環境を問わず、様々な人と出会えること、友人になれることです。
日本セクマイ協会の皆さんと出会えたのも、マイノリティという共通点があったからです。この共通点が、お互いをより大切にしようと思う力を働かせて、人間関係を強めてくれる助けになっているように思います。

3つ目は、友人と心の距離を縮めるツールになっていることです。
私の場合『カミングアウト』は信頼していて、且つ一生の友人になりたいと思っている人にしかしません。だからこそ、相手に対して信頼の気持ちをストレートに伝えられるツールになります。自分達だけの秘密を共有している感覚なので、絆もより強くなると感じています。カミングアウトは相手に対して負担をかけかねないので賛否両論あると思いますが、やはり噓をつきながら友人関係を続けていくのは寂しいですから、私は相手を選んでカミングアウトをしています。信頼の証として。

もし「あなたは、またゲイとして産まれたいですか?」と訊かれれば、またゲイとしての人生を歩みたい、と答えます。
こういった価値観を持てたのは、絶対的な愛情を注いで私の自己肯定感を高めてくれた、両親のお陰だと思います。親なら当然なのか?そんなことはないと思います。だからこそ両親には感謝していますし、尊敬もしています。私には真似できないことですから。

これからも人の縁を大切に、仕事もプライベートも協会活動も、楽しく前向きに取り組んでいきたいです。

JLGA
日本セクシュアルマイノリティ協会のTwitterは こちら

日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動

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ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber

  • イベントに参加したい学生の方々

LGBTについて知りたい学生の方のアンケートなどに協会ボランティアメンバーが自身の想いを伝える交流会です。
参加希望の方はこちらからご連絡ください。
https://npojlga.or.jp/form/contact.html

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