私の性自認は「女性（？）」です

こんにちは。アクティブメンバーのタカハシです。メンバーとなって、早や2年が過ぎようとしています。今回は、私のセクシュアリティの中でも、性自認についてお話をさせてください。
始めに言っておくと、戸籍=女性、性自認=女性（？）です。

私は女性として産まれ、親族・友人知人・学校・会社などの周囲から、戸籍どおりの「女性」として扱われてきました。全くと言っていいほど、問題はありませんでした。

「女性（？）」の？がつくようになったのは、ここ最近のことです。きっかけのひとつには、EESa!のメンバーに入会してから、自身の性自認について深く考える機会が多くなったことがあります。

今までの人生を思い返す中で、自身が「女性」であることに疑問を感じたことが何度かありました。

中学生のときに、同級生に「○○な女！」と言われて、咄嗟に「女じゃない。」と返しました。自分でも何故「女じゃない」と言ったのか、全く分かりませんでした。

また、10代の後半ごろ、メディアで「性同一性障害（今では性別異和という）」という言葉を聞いたときに、強く関心を持ち、「自分は当てはまるのか？」と考えたことがあります。

さらに、男性に強く憧れることがあります。
マンガに登場する、寡黙で腕の立つ、超クールな男性キャラがいます。そのキャラがすごく好きなのですが、それは、恋愛対象（いわゆるタイプということですね）であると同時に、自分もそうなりたい、という二重の憧れです。

男性に見られたい、と思うときもあります。ですがどちらかと言うと、それは「男装」したい、という思いです。心が男性、ということとは違うと思います。
（↓写真は身内の法事に出席したときのもの）

そういった過去の経験を思い出し、それを踏まえた上でまた考えてみると、「私の性別は女性です」と言い切りたくない自分に気がつきました。

かと言って、「男性」という認識はありません。憧れはありますが、性自認は違います。「中性」「Xジェンダー」という言葉もありますが、それよりは女性に近い、でも女性と言い切りたくない。私は自分の性自認をなんと言い表していいか分からず、悩みました。

そうして悩んだ末にたどり着いた考え方があります。

自分のセクシュアリティをひと言で表すのをやめよう。

性自認も性的指向も、ひと言では表せません。それだったら、長くなるけれど、いちいち説明しよう、と思いました。

今でも、ひと言で説明できなくて困ることがあります。セクシュアル・マイノリティの当事者なのかそうでないのか、ハッキリしたい、と思うときもあります。

でも、そこがハッキリしたところで、何かが変わるかと言えば、何も変わりません。名前があってもなくても、私のセクシュアリティは変わらないのです。

いずれ、名前をつけることがあるかもしれません。でも今は、このままでいいと思っています。

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