40代、関東在住の「ゆん」と申します。
小学校3年生の時に、女性が好きな自分に気付き、男性になりたいと思っていたこともありました。今では女性である自分をそれなりに受け入れられるようになり、楽しく生きています(^^)
セクシュアリティについては子どもの頃からとても悩んできました。思春期は特に、誰にも相談できず1人で抱えていたり、自分自身がレズビアンであることに羞恥心や罪悪感を感じていたことが大きかったです。
何よりも、「自分に自信がなかった」ため、逆に強がったり、謙虚になれない自分がいて、人間関係ではいくつも失敗を重ねてきました。
そのような中でも、偶然いい人たちと出会い、色々学ばせてもらってたくさんのことに気付きました。
正直な自分を少しずつ出せるようになり、セクシュアリティに強くこだわらず、もっと大きな視野で物事を考えられるようにもなりました。私自身が深く悩んできて、克服してきた過程などもお話しすることで、少しでも皆さんのお役に立てたらとても嬉しいです。
協会に参加したきっかけ、これからやりたいことを絡めながら、シェアさせていただきたいと思います。
■協会に入ったきっかけ
現在私は、あるコミュニティの運営やセミナー講師として活動させていただいております。セクシュアルマイノリティは関係がない団体ですが、色々な地域・年齢・職業の方々と交流できることは楽しいと感じています。
ですが時々、心が満たされない自分もいました。
一言で言えば「本心から自分を表現できているかな?」ということでした。仕事の時は、セクシュアリティは公開せずに活動しています。そのことに窮屈さはそこまで感じていませんが、それでもやはり、自分を包み隠さず話をしたいという気持ちもどこかにありました。
その気持ちは日に日に大きくなり、せっかくお話をするのであれば、自分と同じ感覚を持っている方々と交流したいと強く思うようになりました。
あるきっかけでティーンズ交流会に参加し、セクシュアリティに真っ直ぐ向き合う学生さんや、温かい目で見守る事務局の方々の存在を知って、とても安心していることができました。参加して自分の意見を話すうちに「私は、そのままの自分を受け入れて欲しかったんだー」と改めて気付きました。
恋愛関係では親しくなる女性はいました。ですが、その関係性はどこか刹那的で、真剣に将来を考えられる相手とは出会えませんでした。私自身が、自分のセクシュアリティを理由に、結婚のような形を作ることや、家庭を持つという考え方がなく、将来について真剣に考えようとしなかった過去があります。
これからは協会で色々なことを体験しつつ、人と交流しながら、改めてセクシュアリティと向き合った生き方をしていきたいと思います。
■協会でやってみたいこと
コロナ禍で人とリアルで出会う機会が減りました。最近は徐々に復活してきましたが、なんとなく人との距離感が空いている感じがします。
正しい情報を知ったり、心を許しあって本心で語り合える、困った時は支え合うような、いい仲間と繋がれる「コミュニティ」作りに携わりたいと考えています。気軽な交流会の企画から、真剣に意見を出し合える座談会、悩んでいる若者が少しでも安心できる場所を、オンライン・オフライン問わず開催していけたらいいな、と思います。
日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動
- ボランティアに参加する
ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber
- イベントに参加したい学生の方々
LGBTについて知りたい学生の方のアンケートなどに協会ボランティアメンバーが自身の想いを伝える交流会です。
参加希望の方はこちらからご連絡ください。
https://npojlga.or.jp/form/contact.html