セクシュアリティとカミングアウト

30代のあちゃんと申します。 

私の恋愛的指向はバイロマンティックに当てはまると考えています。バイロマンティックを簡単に解説すると、両性に対して恋愛感情を抱く事であり、性的な関係は望まないという人を表します。しかし、私は最近「両性」と言う表現に疑問を抱いています。全ての性別に対して恋愛感情を抱く、パンロマンティックの方が当てはまるのではないのかと思うのです。性自認や性的・恋愛的指向は変化を有する事象であると考察しています。勿論、変化しない人もいるとは思うのですが。私は、恋愛に性的な感情は必要ないと感じています。好きな相手だからこそなのです。手を繋ぐ、キス、ハグ等はしたいと思います。それ以上の行為は望まない。お互いを高められる、超越した関係を求めたいのです。

加えて私は性自認についても疑問があります。性別を問われれば確実に「女」であると回答しますが、生活している中で性別で相違を感じる事は滅多にないのです。それは自身だけでなく他者に対しても同様です。性別とは単なる区分の範疇であり、只の記号でしかない。私にとっては重要性を帯びないのです。

セクシュアリティを考え出すと、訳が分からなくなるのは私だけではないはず。でも、その気持ちも尊重してあげて下さい。セクシュアリティも感情も自分自身なのです。否定しないで一緒に生きて行けたら良いですよね。これは、持論ですが、世界の中心は自分自身。その自分の中心は心。どんな気持ちになっても、それは大切な自分の気持ち。何でそう感じたのかなと自分に問い掛け、そう思った自分を認めてあげる。何よりも自分を大切にしてあげましょう。

私も自分を大切にする方法や意味が分からなかった。やっとこの歳になって、自分を理解し受け入れる事がどれだけ大切な事かが理解出来た。嫌な感情を持った自分に寄り添うと別の側面から新たな道筋を見出せる。嫌な感情を持つと封印したくなるが、否定しない。自分を否定しては、そもそも他者を理解しようとしても無理なんです。自分の気持ちを無視して、相手を優先してばかりいると病気を発症してしまいます。そんな事例は沢山見て来ました。それは防衛本能として、人に備わっている現象なんでしょう。

世の中がLGBTへの理解が深まって来ているとはいえ、自分のセクシュアリティを公言しなくて良いと思うのです。性自認や性的・恋愛的指向はプライベート且つセンシティブな情報なのです。友達と恋バナをしますか?ほとんどの人がすると思います。そんな場面に遭遇した時に困ってしまうかもしれない。

自分の好みを言及しなくても滞りなく話は進むのです。基本的に他者の趣味嗜好等、興味はない。好きな人のタイプは気になるけれど、友達の好きなタイプって気になりますか?私は気にならないです。結局は、恋バナで自分を語りたい人の話題作りに過ぎないのです。言えないなら言わなくていい。身長が低い人が好きだとか、穏やかな人が好きだとか言っておけば事足りる訳です。それ以上突っ込む要素はないので、そこを掘り下げる人が居たら何故なのか聞いてみて下さい。紹介したい人がいるのか、自分を恋愛対象としているのか、そんな所だと思います。恋愛関係に於いても、好意を抱いていた人と恋人になる人も居れば、何となく告白されたから流れで恋人にになる人もいる。恋人になってみたら、何か違うって思う人もいる訳で。好みを網羅する事は不可能だと言えます。

話は横に逸れましたが、まだまだLGBTに対して攻撃的な人もいます。何でも正直に話す必要はないので、自分を守りながら生きましょう。自分を守れるのは最終的には自分しかいないのです。

JLGA
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