こんにちは。タカハシです。
戸籍は女性、性自認は「女性かもしれないがよくわからない」、性的指向は「男性多め、女性少なめ、男女に属さない性は?」です。
新年最初のブログになりますね!
今年もよろしくお願いします!
さて、セクシュアルマイノリティの当事者にとって、「カミングアウト」はひとつの大きなテーマだと思います。カミングアウトするか、しないか。この人にしていいか、どうか。「アウティング」の心配もしなくちゃいけない。
私は、これに関してひとつの信条があります。
セクシュアリティに関するカミングアウトだけではなく、一般的な「秘密」「自分があまり公に言いたくないこと」を告げるときの信条です。
「ほかの人に知られたら絶対にイヤだ、という秘密はそもそも人に話さない」です。
昔、学校の友だちCさんに「絶対に人に言わないでね」と釘を刺してある事を教えたら、何か月後かに、「〇〇さんにあれ、教えたよ」と言われて、とてつもなくショックを受けたことがあります。
「Cさんはなんで言っちゃったんだろう」「しかもなんでもないことのようにケロッと私に言ってきたよね」とCさんを責める気持ちと「Cさんに言った自分がバカだった」と自分を責める気持ち。
そうして私は「もう誰にも秘密は言うもんか!」と頑なになりました。
その後数年が経って、会社の同期の人に言われた言葉にハッとしました。
「もし人に秘密をバラされたら、そもそも秘密をその人に話した自分が悪い」
これはなかなかに、目から鱗でした。
最初は「え?それは違うんじゃない?」と思ったものの、考えれば考えるほど納得がいき、「なるほど、そうか。そうだったのか!」と思い至りました。
逆の立場で考えてみました。秘密を告白された立場です。
「絶対に内緒だよ。アナタだから言うけどね」と言われたら、
「信用してくれて嬉しいな」という気持ちになると同時に
「えーびっくり!誰かに話したい。うずうず」という思いに駆られ
「あ、でも話しちゃいけないんだった!いけないいけない」と自分を戒めることになるかも。
そこで、また 秘密を告白する立場に戻って考えます。「相手に秘密を話したら、このうずうず感を与えてしまう。話したい、いや、ダメだ、という葛藤を与えてしまう」「それって、相手に酷なんじゃない?」
もちろん「ほかの人にバラされたら やだな」という自分の心配もしますよね。
こういったことを考えた結果、私はこういう結論に至りました。
「『秘密』はそもそも人に話さない」
「人に何かを話すときは、それが(同じコミュニティ内の)ほかの人にも伝わる、という前提で話す」
そうは言っても最近では、もうちょっと人を信用してもいいのかな、と思いつつあります。
でもやはりどこかで、他の人に伝わっても問題ないレベルの話しかしないようにしているのもあります。
人に秘密を話すかどうか…
難しい問題かもしれません。
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