くすっとセクシュアリティ川柳会~オランダと日本の交流編~第2回目開催報告

こんにちは!セクシュアリティクエスチョニング中、ジェンダーはagender(無性、ジェンダーのない)と女性の間を行ったり来たりしているユカです。2月18日に開催した、ティーンズプロジェクト「くすっとセクシュアリティ川柳会~オランダと日本の交流編~」の第2回目の開催報告をさせていただきます。外部からの参加者2名、EESa!内からの参加者1名、運営メンバー5名で開催しました。

前回のテーマは「ジェンダーやセクシュアリティについてどこまで聞いていいの?」でした。今回は「ジェンダーやセクシュアリティの教育はどこまで進んでいるの?」をテーマに事前アンケートで収集した日本とオランダの回答を比較しながら、二つのトピックでディスカッションを行いました。トピック①は、日本にはセクシュアリティやジェンダーに関することをオープンに話せる雰囲気がないという点で、なぜそうなのか、オープンにするべきなのか、どうすれば変わるのか、トピック②は、日・オランダ双方のアンケートで多かったLGBT+の人たちを異質者として扱ってほしくないという意見に関して、何をもって人は異質という線引きをするのかという観点で、二つのグループに分けて話し合いました。

トピック①に関しては、グループAではオープンな雰囲気がない理由を人間関係の狭さ(一つのグループに属するとそこから広がりづらい)にある可能性を挙げ、その状況ではカミングアウトした場合に受け入れられなかった場合のリスクが大きくなるため、オープンな関係性が作りづらいなどの意見が出ました。グループBでは、セックスに関する話はタブーなのに、結婚や子供を持つなど、実際にはセックスが多分に関わってくる質問はオープンに聞いてくるという現状のアンバランスさについて話し合いました。理由としては、家制度や父権社会に有利な事柄はオープンに聞くのに対して、女性にとって特に有益になりえる内容(男性ピルなどの女性に負担の少ない避妊方法など)は話題に上らない、年配の政治家の男性優位が終わらない限り変わるのは難しいなどの意見が出ました。

トピック②は、グループAでは異質とそうでないものの線引きに関して多く意見が出て、例えば障害を持っている方の場合を見てもグラデーションであり簡単に線引きできるものではないしすべきでないと思う反面、法律などの社会制度を維持していくためには線引きが必要となっている現状があると意見が出ました。線引きは誰のために、何のために、誰が作っているものなのかを考えることの重要性が指摘されました。グループBでは、自分の価値観や常識とかけ離れすぎている、誰かに害を及ぼす場合など、線引きをしてしまうという点と、その上でどちらが上や下か価値を付与してしまう場合、異質とみなすという意見が出ました。例えば自分の国では食べない昆虫を他の国では食べていて、その場合の他国の文化は野蛮だ、などと優劣をつける場合などです。

白熱したディスカッションの後、ついに川柳のセッションが始まりました。EESa!内で事前募集した川柳と、オランダで開催されたイベント中に作成された川柳をみんなで堪能しました。どの作品も情景が頭に浮かぶようなものばかりで、たくさんの共感がありました。オランダの作品も日本語が母国語でないにも関わらず、とても味のある作品だったり、ひねりのある素敵な作品ばかりでした。そして最後に自分たちでも川柳づくりに挑戦しました。

各自10分で作品を作り上げ、共有しました。どの作品も「わかるー!」と思わず叫んでしまうようなものばかりで、共感の嵐でした。技ありが光る作品も多くありました。全てをご紹介したいくらい素敵なものばかりでしたが全部は無理なので、数点だけご紹介します。注:個々の選択でニックネームと自己紹介文が両方ある場合と、ニックネームのみの場合があります。作品と解説は本人が書いた原文をそのまま記載しています。

オランダの作品例
エミリー・メープル・ボーンさん/日本に留学経験のあるトランス女性
ボクらしいか? あたしが決めた あたしの名
解説:自分らしく生きるために、トランスであるあたしは自分で僕らしさとあたしらしさを輝く新しい名前を決めました。
エミさん/ノンバイナリー・パンセクシュアル
おトイレは どっちだろうな やめよっか
解説:しゃかいはだいたい男女に分けられているので、ノンバイナリーの私にはどっちかを選ばないといけないことがよくある。

日本の作品例
トシさん
ご祝儀も 私の恋も 片道きっぷ
解説:結婚式には呼ばれるものの、ゲイの結婚式はまだまだ難しいので、ご祝儀はあげっぱなし。私の恋もまた同様で、いつも片思い。 それを表してみましたー。
ジョセフ/出生時戸籍女性・ノンバイナリー・パンセクシュアル
性自認  話さずわかるか  超能力
解説:性自認を書いた看板を背負って生活しているわけでもないので、他者からすぐにわかってもらえるはずもない。そんな皮肉を込めました。
ふじさん
いき苦しい 自分らしさを 貫けぬ
解説:「息苦しい」=「生き苦しい」。ありのままに正直に過ごしたい願いはセクシャリティに限らないかと思います。

Twitter・Instagramもやっています。ぜひフォローしてくださいね♪
JLGA
日本セクシュアルマイノリティ協会のTwitterは こちら
EESa!アクティブメンバー
EESa!のInstagramは こちら

日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動

  • ボランティアに参加する

ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber

  • イベントに参加したい学生の方々

LGBTQ当事者へのインタビュー会を開催しています。授業での取り組みや研究の一環としてインタビューしたい方、ぜひこちらのイベントにご参加ください。
当事者インタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_interview.html

  • 設立メンバーインタビュー会

当協会がこれまでに行ってきたLGBTQ+への取り組みや協会の歩みなどについて、設立メンバーにインタビューできるイベントを2か月に1回開催しております。
協会設立メンバー(現代表)へのインタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_condinterview.html


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)