自分とその仲間について知ることの大切さ

こんにちは、トランスジェンダー女性のみやです。先日の定例会で、トランスジェンダーが抱える社会的な問題について、プレゼンをさせていただく機会がありました。

私たちセクシュアルマイノリティは人それぞれに違った困難を抱えています。
その困難の内容や大きさはひとりひとり異なるものですが、LGBTQという個別の属性に深く結びついている問題もあります。

わたしはトランスジェンダーという属性に結びつく特有の問題について、当事者として関心を持って学ぶことができます。
深く学び続けることで、その問題を誰かに説明することもできるようになります。

しかし、私は、自分の属性ではない、例えばアセクシュアルなどについて、その属性に結びつく社会的な困難を学ぶことは、あまり実感を伴わず理解が深まりにくいと感じます。

セクシュアルマイノリティはLGBTQの5種類ではなく、多種多様な性的指向と性自認がありますが、社会的に少数派である私たちが声を上げるためには、セクシュアルマイノリティ全体で連帯する必要があるのではないかと私は思います。

そのためにも、私たちはそれぞれの属性に結びつく共通の問題を、相互に理解することが大切なのではないかと思います。
しかし、さきほどのように、当事者でない人間がその問題を理解することは、なかなか実感が湧かず難しいものです。

そこで、各セクシュアルマイノリティ当事者が、自分の属性に共通する困難や問題を理解し、周囲を巻き込んで、連帯し合うことが必要なのではないかと思います。

わたし自身は、トランスジェンダーという属性に結びつく問題にかかりきりで、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、そのほかのセクシュアルマイノリティが抱える特有の問題について、まだ深くを知りません。
しかし、セクシュアルマイノリティで連帯して世の中をより良い方向にするために、それらの問題を知りたいと思っています。

生きていくだけで必死な当事者もいる中で、全ての当事者が「学び、知ること」は難しいと思います。
しかし、もし少しでも余裕があれば、自身の属性が抱える問題を学び、お互いに情報交換をできれば、セクシュアルマイノリティでの連帯はより強固なものになるのではないかと思います。

わたしは、また機会があれば、トランスジェンダー当事者として、その属性が抱える特有の問題について情報発信をしていきたいと思います。

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