みなさん、こんにちは。EESa!メンバーのトシです。つい先日2023年がスタートしたと思っていたのに、気付けば、もう3月。季節の移り変わりは、早いですね。春は、出会いと別れの季節、なんだか少しソワソワしてしまいます。でも、人生は一期一会、一つ一つの縁を大切にしていきたいと思っています。
さて、最近ニュースや新聞を見ておりますと、「多様性」という言葉を見ない日は無いと言っても過言ではないくらい、それぞれが認め合う世の中の実現に向かって、その考えが広がりを見せています。多様性を象徴する言葉として「みんなちがって、みんないい」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。それぞれの個性や特性を理解し、それに合った支援や協力が求められる社会へと移行してきました。その根底には、人の「思いやり」の精神があると思っています。
しかしながら、この支援や協力は、一言で言ってもなかなか難しいものです。例えば、「目の前にある壁を越えたい」という目標があったとしましょう。何もなく実力だけで越えられる人、足元に台を1つ置くことで越えられる人、梯子をかけて登る人など、それぞれの能力に合わせて違いがあります。ここでいう「台」や「梯子」が支援、協力になる部分です。その人には、台が必要なのか、梯子が必要なのか、それを見極める力も求められてきます。もし、台でよい人に、梯子を渡すと、最終的にはその人の力量をあげることにはつながらないことになるかもしれません。ということは、これからの世の中は、「相手を知る能力」、「想像する能力」がこれまで以上に必要になってくるのです。さらには、自分自身は、「自分の能力を客観的に把握する力」を備えておかなければなりません。
こうして、考えると人工知能や機械化が進み、人間はどこまで必要なのかと時々思うことがあるのですが、やはり、「自分を知り、相手を知る」点においては、人間の感情、思いやりの精神が何よりも大切になってくるという結論に至りました。「知る」ためには、コミュニケーションを能力も必要になってきます。私自身も、これまで、あまり自分や他者のことを深く考えたことはありませんでした。しかし、EESa!での活動を通して、それらを考える機会が増え、自分の考えの幅が少し広がったように思います。そんな気持ちを大切にしながら、今後もメンバーと協力して、充実した活動につなげていきたいと思います。
最後に余談ですが、先日我が街京都ならではの、茶道教室を体験してきました。お茶を点てるとき、お点前をいただくとき、様々な作法の中で、相手を敬う精神がたくさん隠されていました。相手を敬う精神は、日本の良き伝統ですね。その精神が根付いている文化の中で、さらに多様性が尊重されていくと、本当に素敵な社会が形成できるはずです。少しずつ、でも着実にみなさんとがんばっていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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