性自認の根拠

こんにちは!ノンバイナリー、Xジェンダー無性/パンロマンティック/デミセクシュアル/戸籍上既婚女性のジョセフです。

プロフィールの詳しい解説は前回のブログをご覧ください

今回は、私がこのように自分を認識するに至った経緯をお話ししたいと思います。

恋愛指向、性的指向については、
今までの経験や予想から、ある程度自分の中では根拠が定まっています。
しかし、自分自身の性自認ついては男女二元論で捉えておらず、男女どちらでもないと感じている

…と説明していますが、
なぜそう感じるようになったのか?
を考えていくと、
好きになる性から逆算していると感じています。

SOGIの概念からすれば、性自認と性的指向は分けて考えますが、
あくまでも私個人の意見、体験談としてお読みください。

思春期の頃。
月経をはじめとする、自分の二次性徴が辛く感じていました。
女性の身体ってしんどいなぁ、面倒くさいなぁ、辛いなぁ。
そんな私に、母親や保健の先生はこう言いました。

「将来子供を産むための大切な準備で、素敵なことなのよ」

…だったら、子供を産みたいと思わない私には、必要ないよね?
そう思い、反論したこともありました。

「でも将来、愛する男性ができて、結婚して、子供が欲しくなるかもしれないわよ」

私がこの女性の身体を持っているのは、
男性を好きになった時のため?
じゃあ、彼氏ほしいって思わない私には、なおさら必要ないよね?
(この話についての詳細はこちらのブログをご覧ください)

でも、みんなが言うように、いつかは男性のパートナーが欲しくなって、子供を産みたくなるのかもしれない。
そうなったら、この女性の身体で良かったと思えるのかもしれない。
そう思っていました。

しかしその後、女性を好きになって、
自分がおそらく男性愛者ではないと気づき、
二十歳をすぎても、恋人が欲しいとか、
結婚したいという願望は湧かないし、
子供を産みたいと思わない。

「女性として生きていくには、男性に好かれて結婚して養ってもらわなければいけない」
という社会的な強迫観念から、
いわゆるモテファッションや、モテメイクを努力してみたことはありますが、
自分が心からしたいと思えなかったため、苦痛でした。

もし私が
「戸籍上男性のパートナーがほしい!」
という恋愛/性的指向だったら、
女性(の戸籍、もしくは身体)で良かった
と思うのだろうか?

社会的に女性に割り当てられることに、何の違和感も持たず、
いわゆる男性にモテるための努力も、喜んでしたのだろうか?

逆にもし私が
「戸籍上女性のパートナーがほしい!」
という恋愛/性的指向だったら?

誰に対しても、恋愛/性的感情を
抱かなかったら、
自分の性自認をどう捉えるだろうか?

色々な仮定をして考えた結果、
好きになる相手に対しても、自分に対しても、男女という枠組みでは捉えていない。
という結論に至りました。

手術や戸籍変更が気軽にできるものであれば、
子宮卵巣、乳房の摘出はしたいと思う。
しかし、男性になりたいとは思わない。
身分証の性別をXにするのが簡単にできるなら、したいと思う。

今の日本で、もしパートナーが戸籍上女性だったら、
自分の戸籍を男性にするよりも、同性婚の制度を求めるだろう。

心は男じゃない、でも女でもない
身体は女、手術やホルモン投与もしていないし、男になりたいわけではない
だから男/女の分類しかない現在の日本では
仕方なく女性に割り当てられておく

それが私の性自認だと、今のところは思っています。

Twitter・Instagramもやっています。ぜひフォローしてくださいね♪
JLGA
日本セクシュアルマイノリティ協会のTwitterは こちら
EESa!アクティブメンバー
EESa!のInstagramは こちら
日本セクシュアルマイノリティ協会のボランティア活動

  • ボランティアに参加する

ありのままの自分で、胸を張って生きていける。そんな社会の実現を目指して一緒に活動してみませんか?何ができるかわからないけど協力したい、活動したいという方、自分らしく輝ける場所として何かを表現したいという方、一緒に活動しましょう。
https://npojlga.or.jp/volunteer/active-menber

  • イベントに参加したい学生の方々

LGBTQ当事者へのインタビュー会を開催しています。授業での取り組みや研究の一環としてインタビューしたい方、ぜひこちらのイベントにご参加ください。
当事者インタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_interview.html

  • 設立メンバーインタビュー会

当協会がこれまでに行ってきたLGBTQ+への取り組みや協会の歩みなどについて、設立メンバーにインタビューできるイベントを2か月に1回開催しております。
協会設立メンバー(現代表)へのインタビューの詳細はコチラをご覧ください。
https://npojlga.or.jp/event/list/detail_condinterview.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)