前回は公的年金の導入として、受け取り方が3種類あることを書きました。
「老齢年金」
「障害年金」
「遺族年金」
でしたね。
では、それぞれいくらもらえるのでしょうか?
―はい、780,100円です。
そうです、78万100円です。
1年間の金額ですから、12で割ると月に6万5千円くらいです。
受け取り方は3種類あるのですが、どれも計算の基本には78万100円が使われます。以下、それぞれの受け取り方ごとに補足していきますね。
「老齢年金」の場合
78万100円は、20歳から60歳まで40年間年金に加入していた場合の「最高額」で、加入期間が短いとさらに少ない金額になります。そして、年金に25年以上加入していないと、そもそも受け取ることができません。
詳しい計算式は日本年金機構のホームページをご参照ください。http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
「障害年金」の場合
障害等級2級の場合は78万100円、1級の場合は1.25倍の975,100円が受け取れます。
さらに18歳未満の子どもがいる場合には“子の加算”という名目で1人につき年額224,500円が受け取れます。(第3子からは74,800円)
余談ですが、年金の計算で端数が出ると100円未満は切り捨てられます。
詳しくは年金機構のホームページをご参照ください。
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150514.html
「遺族年金」の場合
78万100円に加えて、18歳未満の子どもがいる場合には“子の加算”という名目で1人につき年額224,500円が受け取れます。(第3子からは74,800円)
遺族年金は、そもそも子どもがいないと受け取ることがありませんので、最低1,004,600円ということになります。それでも月々8万3千円くらいです。
詳しくはこちらを…
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-04.html
以上、公的年金が実際にいくらもらえるのか?について、「半分」お伝えしました。
ご存知の方も多いと思いますが、公的年金には「基礎年金」と「厚生年金」の2段階があり、今までお話したのは「基礎年金」の部分のみでした。
この続きはまた来週に!
[…] こんにちは。ライフコンサルタントの中村です。 先週は「公的年金」のうち「基礎年金」について具体的な受取額を書きました。今週は「厚生年金」について書きますね。 […]