『○○に「無関心」でいられても「無関係」ではいられない』!?

こんにちは、40代ゲイでサラリーマンのまさをです。

先日、労働組合の会議に参加してきました。その中で、労働組合と政治の関係性についての講話があり、こんな言葉が印象的でした。

『政治に「無関心」でいられても「無関係」ではいられない』

例えば自動車業界の有権者数は80万人、それに対して私の所属する製薬業界は3万人程度と、数では圧倒的に不利な状況です。この数による力は政治に反映され、国の政策にも大きく関わっています。一方で国の財源は有限であり、自分の関わる業界へどれだけ分配されるかはその業界がどれだけ纏まっているのか、ということに比例するのかもしれません。
この直近の製薬業界の現状を振り返っても、毎年の薬価改訂、後発品の急速な普及etc… かなり厳しい環境に変わってきていることを肌で感じています。これは、超高齢化時代に突入した日本において、製薬業界が国民皆保険制度によって支えられていることを考えると仕方の無いことだと思う一方で、この状況が続くことで新薬開発の停滞やドラッグラグが起こり、日本の特に若い世代の将来の健康維持に不利益になる可能性を秘めている、と思っています。

この政治と労働組合との関連をご存知ない方の中には、政治不信により政治自体に無関心になっている方もいるかもしれません。ただただ、誰かが何とかしてくれる、と思っているのかもしれません。でも、自分たちで動かない限り何も変わらない、と私は思っています。

これは、LGBTQでも全く同じことが言えるのではないか、と思いました。

『LGBTQに「無関心」でいられても「無関係」ではいられない』

政治に無関心であることで後々は自分達の生活に影響が及んでくるのと同様に、LGBTQに無関心であることは後々には大切な人間関係に影響が及んでくる危険性をはらんでいるのではないか、と思います。

よく言う「左利きの人の割合」「AB型の人の割合」とほぼ同じ割合で、LGBTQの方はこの日本にも存在しています。私もその1人です。もしLGBTQに無関心な方がいた場合、その方と良好な深い人間関係が築けるか?…私のその答えはおそらくNOだと思います。私のパーソナルな深い部分まで曝け出せるかどうか?…無関心な方にそれは難しいと思います。多くのLGBTQ当事者は、そこはセンシティブに感じとっていて、相手の普段の態度や言動等で無関心かどうか、その人は自分を許容できるのかどうかを感覚的に見抜いていると思います。

私も自分が関係していないと思っているマイノリティに対して、無関心である可能性は大いにあると自覚しています。「誰かが何かのマイノリティである」という意識が重要で、広くアンテナを張り、まずは知ることから始めていきたいと思います。

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