自分のジェンダーアイデンティティ、本当に知っていますか?

こんにちは、ジェンダー・セクシュアリティともにクエスチョニング(模索中)のユカです。私は現在オーストラリアで博士課程をしています。

今までジェンダーと言えばフェミニズムを少しかじる程度の知識だったのですが、研究テーマでジェンダーを扱うと決めてからたくさん文献を読みました。また、研究と同時進行で過去の性暴力によるトラウマの治療も受けています。

今の正直な気持ちは、

女性でいたくない。でも男性には絶対なりたくない。

性的マイノリティと言われる方の多くは、幼少期からジェンダーやセクシュアリティが周りと違うという感覚を抱えている人が多いです。私の場合はトラウマカウンセリングが引き金になり、男性性に対して気持ち悪いと感じるようになったことと、自分の女性的な身体的特徴を嫌悪するようになってしまったことがきっかけです。どちらも性暴力の被害者が体験することとしては珍しくありませんが、トラウマがきっかけなので、自分でも以前から潜在的にあったものが表面化しただけなのか、単なるトラウマに対する反応なのか、わかりません。

この状態になってから、私は今までどうやって自分は自分を女性と認識してたのか考えました。服装?体?身分証明書?たくさん考えて出した結論は、周りが私を女性として扱うから。そして周りが私を女性として扱うのは、身体的特徴や服装のせい。私には胸なんてなくていいし、今は日によって胸を平らにする下着をつけています。服装もフェミニンなのも着ますが、ニュートラルな格好もします。そもそも服装はジェンダーアイデンティティに必ずしも直結しているわけではないです。そう考えると、ジェンダー規範を取っ払ったら、私に自発的な女性性は残ってなかったのです。

自分の性は何なんだろう?どういうラベルだったらしっくりくるだろう?そもそもラベルが欲しい?

こういった問いかけをするようになったのが、性に関して日本よりも議論が進んでいるオーストラリアでよかったと思います。

みなさんはどう考えますか?自分は女性だ、男性だ、どちらでもない、あるいは両方だ、という感覚がありますか?

多くの研究で男女の性別による生物学上の違いはとても少なく、類似点の方が圧倒的に多いこと、また男女という二つの性別区分では医学的にも生物学的にも不十分なことがわかっています。社会がありのままの身体を受け入れ、男女の二元的区別がなく、どんな相手を愛しても愛さなくても問題ない、ジェンダー規範が存在しない世界に生まれていたら、自分はどういう自分になっていると思いますか?

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