こんにちは、しろくまです。今回は年を取ることについて書きます。
今年の春に44歳になり、既に40半ばです。少し前まで24歳で「若いね~」と言われていた記憶も会ったのが、今では周りの人に「若いねー」という立場に。先週土曜はお店で飲んでいてたまたま初対面で会話した相手はなんと19歳、もはや親子でもおかしくない年の差でした。数日前にクラウドの「思い出」に上がってきたは、1年前の旅行先で頭に白髪を見つけてショックを受け、ふざけてSNSに投稿した写真。
2年前にFBで全く面識のない海外の若いゲイの子から突然「Hi Daddy!(やぁ パパ!)」とDMが来たときは結構衝撃を受けましたが、X(旧Twitter)のアカウントのフォロワーにたくさん並ぶ「おじさん好き」「daddy lover」とプロフに書いた国内外のゲイのアカウントもいつの間にか慣れてしまいました。幸い実年齢より若く見えると言ってもらえることも多々ありますが、顔のしわは年相応に増え、また長年の疲労が積もり回復も遅くなっているのか、肘の痛みや腱鞘炎にも悩まされる日々。年齢を言い訳に新しいことをやらなくなる気はないのですが、それでも確実に年は取っています。睡眠時間も前は6時間で十分だったのが、今は7時間は眠らないと体調が悪くなります。そして体内では病気のリスクも少しずつ上っているのでしょう。
今の日本でゲイは結婚もできず子供も作れず老後が不安、という人も多いようです。加えて実はゲイのコミュニティでは見た目重視の風潮がかなり強く(交友関係が「見た目」で最初にスクリーニングしてしまう傾向があります)、それゆえ余計に外見の老化に不安を感じる人も多くいます。そのせいで将来を一緒に過ごせるパートナーを欲しがる傾向が強まるのかも知れません。また周囲ではローンを組んでマイホームを購入する知人もいます。
将来への感覚や安定を求めるかどうかは人それぞれでしょう。ただ個人的には結婚や子作りやパートナーの存在が将来の安泰を約束してくれるとは思っておらず、また世の中に「変わらないもの」など存在しない、諸行無常という感覚が元々かなり強いので、あまり安定を求めようという感情は持っていません。むしろ世の中の変化を半ば楽しみつつ、沈まないように生きていきたい、ぐらいの感覚です。ただ幸いに今は元気ですが、老化を自覚したり病気になったら今のこんな感覚はまた変わるのかも知れません。それでも今は「そのときはそのとき」ぐらいの感覚です。将来どうなるかなんて、わかるはずもないからです。今の自分も世の中も、5年前10年前に想定していた状況とは全く違います。それは今後も同じなのでしょう。
体力的・肉体的には少しずつ衰えていくのはある程度不可避ですし、できなくなることも出てくるでしょう。それでもできる範囲で抗いつつ、一方で不可避の部分は受け入れつつ、同時に人生経験を積む中で新たにわかるようになったこともあり、それは熟成されるように自分の中での強みにもなっています。ただ最新の流行やテクノロジーは若い人のが詳しいので、あまり出しゃばって「老害」扱いされないようには気をつけないと(笑)、とか色々なことを考えています。
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