うさぎカップルでジェンダー規範のアップデート

こんにちは!オーストラリア在住、ジェンダークィア(男女どちらかに完全に当てはまらない性自認)のユカです。私はオーストラリアで学生をしながらうさぎの預かりボランティアをしています。うさぎを引き取ってくれる飼い主さんが見つかるまで面倒を見るという一時預かりです。先月、7か月ほど一緒に暮らした最初のうさぎ、ファーンが無事養子として迎えられてからペットロス状態だった私の元に、今度はうさぎのカップル、キラ(メス)とルーク・スカイホッパー(オス)が来てくれました。

以前面倒見ていたファーンが3.1キロもあるかなり大き目なうさぎだったので、今回二羽合わせてファーンと同じくらいの体重のうさぎはとても小さく見えて新鮮です。このペアはメスのキラがルークの1.5倍のサイズ、また、物理的によくルークがキラの尻に敷かれているという、古いジェンダー規範をあざ笑うかのようなカップルです。うさぎは縄張り意識が強くカップルになるのは結構大変なのですが、一度カップルになるとお互い毛づくろいしたり、同じポーズやミラーリングという対象になったポーズを取ったりと、見ていてとてもかわいいです。

二羽を観察していて気が付いたのが、キラの方が支配的で、それでもルークは甲斐甲斐しくキラの世話を焼いていて幸せそうということです。キラは「私のものは私のもの、あなたのものも私のもの」というジャイ子的感性をもっているため、おやつを貰ってもキラに奪われたりと、はたから見ているとルークが気の毒になります。うさぎ界では毛づくろいをしてもらう方がペアの間では支配的と言われます。ですのでよく二羽の間で「どちらが毛づくろいをしてもらえるか合戦」を繰り広げています。

この写真のように頭をくっつけて膠着状態によくなってるのを見かけるのはそのためです。毛づくろいして欲しい側がなんとかして頭をもう一羽のあごの下に入れようとがんばります。この戦いは30戦中1戦くらいの割合でルークが勝つのですが、ルークが勝ったときでさえキラの毛づくろいは時間にしてコンマ5秒くらいで終わることが多く、反対にルークが負けるとかなり長い間毛づくろいしてあげています。古い価値観で見るといびつなカップルなのかもしれませんが、二羽はそれでもとても仲が良く、いつも一緒に寝ていてとてもかわいいです。この子達の愛のカタチはこうなんですね。ルークは男性のエゴなどものともせずキラへの愛を貫いている、先進的な小さい夫です。

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